豊胸術を行ったあとには、固定が行われます。圧迫固定が行われるのですが、豊胸手術後は、この圧迫固定をしっかりと行っておかなければいけませんし、安静にする必要もあります。なぜ圧迫固定と安静にすることが豊胸手術後に必要になってくるのかというと、血液や体の中の体液が、バッグを挿入するために作られた空間の場所にたまってしまって、その部分が血腫になるケースがあるのです。血腫というのは一度できてしまえば、また豊胸手術をしなければいけなくなってしまったり、被膜硬縮につながるといわれていますから、豊胸手術を受けた後の血腫が出来ないようにするためにも、しっかりと圧迫固定をして、安静にする必要があるのです。豊胸手術後はそのため、さらしなどでかなり強く巻いて圧迫固定をしますし、しばらく安静にしておくように医師から指示が出ると思います。圧迫固定することは、バッグがずれることを予防することにもつながりますし、豊胸手術後の痛みを軽くすることにもつながります。また先ほど紹介した血腫を予防するためにもつながりますから、必ず行うようにします。さらしやサポーターなどでしっかりと巻きつけてしばらく安静にしておくようにしましょう。
医師の指示通りに豊胸術後の圧迫固定をしなければ、失敗につながりますし、再手術しなければいけないことにもつながりますから、その点はよく理解した上で豊胸を受けるようにしなければいけませんので覚えておきましょう。